カロリーの疑問点

カロリーとは?

そもそもカロリーとは一体何でしょうか?

栄養学ではカロリーを生理的熱量を表す単位として用いています。

1988年にルブネルが考案したのがカロリー算出法です。

こうして、炭水化物(糖質)4kcal/1g、タンパク質4kcal/1g、脂質9kcal/1gという数値が決まりました。

ある食品中のたんぱく質,脂質及び炭水化物を完全に 100%「燃焼」させる時に得られる熱量(エネルギー)の量は,実験的には,ボンブカロリーメーター装置で求めることができます。ところが,私たちは摂取した食品中のたんぱく質,脂質及び炭水化物を 100%消化吸収できるわけではありません。さらに,たんぱく質については吸収されたものの一部が尿素や尿酸などのかたちで尿中に排泄されてしまいますので,体内で食品から実際に確保できる熱量(エネルギー)はボンブカロリーメーター装置で求めた「物理的燃焼熱」よりも少なくなってしまうのです。

1891年:ルブネル(Rubner)が,基礎代謝が体重よりも体表面積に比例する
ことを示した◀1,2。その後,エネルギー等値の法則や,糖質,脂質,
たんぱく質の各々 1 g 当 た り の 生 理 的 熱 量 を4.1kcal,9.3kcal,
4.1kcal とした,ルブネル係数を示した◀1,2。また,食事摂取に伴う
熱発生,すなわち食事誘発性熱産生〔DIT;特異動的作用(SDA)
ともいう〕を見出した(p. 117,10─B─f 参照)。◀1,2
1895年:アトウォーター(Atwater)が,アトウォーターのエネルギー換算
係数を発表◀1。これは,主要食品の一般分析と人間を用いた消化率
試験により,糖質,脂質,たんぱく質の各々 1 g を実用的な生理的
熱量として, 4 kcal, 9 kcal, 4 kcal と示したものである◀1。この
値をアトウォーター係数といい,今日まで広く用いられて

現在も適応されている食品のカロリー(Kcal/熱量)を算出する場合は、この三大栄養素が体内で発生させる熱量を測定します。注)この熱量は、実際には栄養素ごとに体内代謝や消化吸収率が異なっているので、アウトウォーターのエネルギー換算係数をかけて算出しています

摂取カロリ-と消費カロリー

一般的なダイエットはカロリーを基準としています。1日の摂取カロリーを1日の消費カロリーより控えることが基本です。

摂取カロリーとは、食べ物を消化して体内で代謝により得られるエネルギー量(熱量)のことをいいます。人が摂取する六つの栄養素の中でエネルギー源となるのは、炭水化物(糖質)、脂肪(脂質)、タンパク質の三大栄養素です。

カロリー制限ダイエットでは、痩せる摂取カロリー量の目安は、男性で1日1800kcal、女性で1日1600kcalとなっています

消費カロリーとは、身体で消費するエネルギー量(熱量)のことで、消費される内容で「基礎代謝」「活動代謝」「食事誘導性熱代謝」の3つに分類されます。

このうち呼吸など生命維持に必要な「基礎代謝」がエネルギーを最も消費します(60~70%)。一方、運動によってエネルギーを消費する「活動代謝」の量はわずか20~30%にすぎないので、運動をしてもなかなか痩せないのはそのためです。

カロリーの疑問点

減量でも糖尿病の食事療法もカロリーを控えるのが基本なので、カロリーの高い脂質はなるべく摂りません。

ところが、糖質制限ではタップリ脂質を摂ります。例えば、江部康二医師が推奨するスーパー糖質制限食では、糖質12%、脂質56%、タンパク質32%と脂質はタップリ摂ります。糖質を控えるので代わりのエネルギーとなる脂質は必須です。

糖質を控え、カロリーの高い脂質の制限がなく痩せるのであれば「カロリーとは一体なんなんだろうか?」と云うことになります

『炭水化物が人類を滅ぼす。』の著者夏井睦医師は、カロリー考え方に対する疑問を投げかけています。

  • せいぜい40℃の体温の人体内部で、脂肪、炭水化物等の食物が「燃焼」するわけがない。
  • 細胞内の代謝と大気中の燃焼は、全く別の現象である。
  • 動物界には、食物に含まれるカロリー数以上のエネルギーを植物から得ている動物が多数存在する。

コメント

タイトルとURLをコピーしました