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糖質制限を知ろう

糖質制限ダイエットとは?

もともと糖尿病の新しい食事療法として日本に紹介され、ローカーボ・ダイエットや低糖質ダイエットなどと呼ばれているので、みなさんも耳にしたことがあると思います。

文字通り糖質が多い食品を控えることで、減量・体質改善を目的としたダイエットです。さらに、食後の高血糖を防ぐので、糖尿病の食事療法としても普及しています。

糖質の多い ごはん、パン、麺、菓子、イモ類、くだもの、お酒などの食品を控えますが、肉、オイル、魚、チーズなどの脂質やタンパク質の制限はありません。そのため、おかずはしっかり食べられるので、空腹のつらさがなく長続きできるのが特徴です。

メタボリック・シンドロームの人、糖尿人だけでなく、健常者でも、30代になりおなか周りが気になりだした人、スリムになりたい女性、筋肉が減り痩せ衰えたお年寄りまで、糖質制限は向いています。
※ 注意! 糖質制限が不向きの人がいますので、かならず 糖質制限をはじめる前にを読んで下さい。

その"効果"とは、どのようなものがあるのでしょうか?

まず挙げられるのが、即効性のある減量効果です。糖質を制限すると、インスリン追加分泌が減り、内臓脂肪の分解が促進します。さらに基礎代謝が向上するので痩せやすくなります。減量効果は、男性の方が女性よりもはやく現れます。

そして、メタボリック・シンドロームの要素である高血糖、高血圧、脂肪異状、肥満の改善が期待されるのです。個人差はありますが、早い人は一週間で体質が変わり始めます。

最近の研究で、糖質制限を実施したところ、肥満の人はいちじるしい減量効果、プチ肥満はある程度の減量効果、標準体重の人はあまり変わらず、痩せている人は体重が増える。それぞれが適正体重になる結果が出ました。(2015年第58回日本糖尿病学会において発表)

糖尿病の食事療法として効果的な糖質制限

食品の中で血糖値を上げるのは糖質だけです。低カロリーの食品でも糖質が多いと血糖値は上がってしまいます。血糖値を上げる糖質を制限するので、食後の血糖値上昇を抑えられインスリンの過剰分泌を防ぐことができます。そのため、糖尿病の食事療法としても効果的なのです。

従来の糖尿病食は、カロリー制限を重視した糖質中心〈糖質55~60%、脂質20~25%、タンパク質20%〉の食事療法なので、食後の血糖値をおさえるどころか上げてしまいます。

一方、江部康二医師推奨のスーパー糖質制限食では〈糖質約12%、脂質約56%、タンパク質約32%〉と、糖質をグンと控えていますが、その効果は絶大です。

※ スタンダード糖質制限食では〈糖質約30%、脂質約45%、たんぱく質約20%〉です。

バーンスタイン医師が提唱する5つの効果

バーンスタイン医師は、糖質制限(ローカーボ)の本家である米国で、糖質制限による糖尿病治療を40年間実施し、その有効性を証明しています。その医師が提唱する5つの効果とはどのようなもなのでしょうか。

1. 血糖コントロールを改善し、インスリンの変動を抑制することができる。

インスリン、SU剤などの薬剤に頼らずに血糖コントロールができるため、すい臓の負担を軽減できます。また、低血糖が起こりにくくなるとされています。

2. 低脂肪、カロリー制限食に比べ、少なくとも同等には減量効果あるとされている。

実際は糖質制限食の方が高い減量効果ですが、治療法の有効性解析は、指示された食事療法(糖質制限食)を守れない人も含めた方が適切だとされている為、少なくとも同等としています。

3. 炭水化物を脂質に置換することは、一般に動脈硬化症に対して保護的(予防的)である。

糖質を減らし、脂肪を多く摂ることは、コレステロールや中性脂肪など身体の中の脂質状態を悪化させると批判がありましたが、近年HDLコレステロール(善玉コレステロール)や中性脂肪の状況が良くなり、動脈硬化などの合併症を予防することがわかってきました。

4. メタボリック・シンドロームの構成要素を改善する。

糖尿病だけでなく、メタボリック・シンドロームの要素である高血圧や脂質異常症、肥満などが改善するとされています。

5. 糖質制限食の効果に減量は不可欠ではない。

糖質制限食をはじめるとすぐに効果があります。つまり、体重が減少する前より、血糖コントロールが良くなるなどの効果があります。

この5つの効果は、臨床的な経験からくる印象ではなく、科学的な根拠がある主張だと、バーンスタイン医師は述べています。

糖質制限食のススメ:著書山田医師より抜粋

併せて、”もっと” 糖質制限を知ろう - 糖質制限推進派医師監修 をご一読下さい。

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