【寄稿】車中泊とワンコ/杏クリニック・山本拓先生

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皆さんにとってストレスから解放される「自由な時間」とは何でしょうか?

杏クリニック(高知県)山本拓院長にとっての「自由な時間」は、普段とは全く違う生活環境で、2匹のワンコ、奥様と過ごす車中泊旅行だそうです。

糖質制限歴9年の山本先生と奥様の車中泊食事は、スーパーやコンビニで買える糖質制限食。もちろんワンコも低糖ドッグフードとか。

2匹のワンコのために

【左 ハリーと右ココ あわせてハリココ】

車中泊のきっかけは、飼っている2匹のワンコ(15歳♂ダックスフントの”ハリー”と8歳♂カニヘンダックスの”ココ”)のためである。それまでは、日帰りであれば自宅に餌と水をおいて外出し、外泊の時はペットショップのホテルに預けていた。しかし置いてきたワンコの様子がどうしても気になってしまうので、ワンコも連れての車中泊を始めた。

私は犬の皮膚アレルギーで、くしゃみ、鼻水がひどくなるが、ワンコと一緒に過ごせる時間は掛け替えのない一時だ。ワンコも自由に散歩ができる。知らない土地で、ワンコと妻との散策も楽しい時間だ。ワンコを連れていると、子供や外国人によく声をかけられる。

土曜日午後3時、車中泊に出発する時間だ!

仕事はそれなりの緊張感がある。月曜日から土曜日までは診療とデスクワーク。一応、自室のパソコンはスタンディングスタイルを取っているが運動不足。また勤務医と違い経営的なことも考えなければならない。

土曜日の午後3時、こうした日常の仕事を終え、ストレスから解放される「自由な時間」の始まりである。目的地まで、Yahooのカーナビ(Googleではダメ)を設定。音楽はSpotifyであいみょんを聞きながら出発!

「どんな未来がこちらを覗いてるかな?
君の強さと僕の弱さを分け合えばどんな凄いことことが起きるかな?
・・・どうか未来がこちらに手を振ってほしい・・・」あいみょん『ハルノヒ』より

まさか、これほどハマるとは


2年位前から、ほぼ毎週土日や連休に車中泊旅行を行っている。まさか、これほどハマるとは最初は思わなかった。

旅行計画を立てずに思いつくままに行くことも「自由な時間」ならではの楽しみ方だ。雨が降っていれば目的地を変更したり、寄り道した場所が意外に良かったこともあった。知らない道を運転し、行ったことのない道の駅で、地元の野菜や特産品を買うことも、また楽しい。

高知から出発し四国内はもとより、子供が住んでいる京都や大阪へ行くことも多い。ワンコと一緒なので、今まで行きたくても行けなかった遠方の出雲大社、鳥取砂丘、天橋立へも行けた。長い休みには、フェリーを使い日南市(宮崎県)に住む親友との再会も果たせた。

足を伸ばして静岡や山梨も訪れた。富士山はやはり日本一の山でその美しさに感動する。さらに小金井市(東京都)に住む子供にも、ワンコと一緒に会えた。

【富士山5合目、ワンコと馬に乗るとココ(左)が馬のたてがみに噛みついた】

快適さを求め車にもハマってしまった

車中泊用の最初の車は普通車のセレナであった。寝る時は、座席をフラットにして、窓を布で覆ったり工夫をし、夏は窓に自作の網戸をして、エンジンをかけてエアコンをつけたりしていた。※ 後にこれはマナー違反だとわかる(すみません)。

そのうちに、セレナでは寝心地が悪く、居住空間が狭くストレスを感じるようになる。車中泊の回数を重ねいろいろな情報を収集すると、ハイエースが適していることがわかり、令和元年、ベットキット装備のあるハイエースに買い換えた。

車中泊を快適にしたい願望はさらに膨らむ。寝心地の良さや車内の充実したアメニティにはこだわりたい。とうとうソファー兼ベッド仕様、冷蔵庫や水タンク付きの別なハイエースに変えてしまった。

どれもすべて中古車だ。新車は1年待ちのうえ、高額で手が出せないが、中古車はすぐに納車可能というメリットがある。

バンテック Zil520


しかし、欲望はさらに広がり、「雨の日でも快適に過ごせる」「立って着替えができる」「トイレ・シャワーがある」「エンジンを止めてもサブバッテリーでエアコンが動く」「調理ができるキッチン
がある」などの条件を満たす念願のキャブコンである『バンテックZil 520 』の中古車をごく最近購入した。

当初は買うつもりではなかったが、中古車市場で車の相性と価格がマッチした。

洋服の着替え、料理なども立ったままで作業が出来る。冬はFFヒーター、夏はエアコンがあり快適だ。TVもあり、youtubeとNetflixを見ている。シャワーもあるが、旅先にある温泉を利用するのも醍醐味だ。

自宅のようにはいかないが、いわゆる「動く別荘・ホテル」と考えている。車中泊はホテル代もかからず予約も不要。もちろんワンコも、ペットホテルのゲージの中にいるよりも自由に動けるので快適だと言っている(たぶん)。

新型コロナの影響があるにもかかわらず、キャンピング市場は賑わっているようだ。特にワンコを飼っている人は、地震・災害時に公共の避難施設に連れていけないこともあり、人との接触が避けられることも人気に拍車をかけていると思われる。

車中泊での糖質制限

さて、私は日常生活では糖質制限を9年位続けているが、車中泊でも糖質制限は十分可能だ。


買い物は、旅先のスーパーマーケットで、低糖質の唐揚げ、葉もの野菜、魚、低糖質の発泡酒を買い冷蔵庫に入れ、夕食時に食べている。

コンビニは必須で、利用価値が高い。ローソンでは、ブランパンを買ったり、唐揚げ、おでん、野菜サラダを利用している。セブンイレブンは、低糖質の商品が少なく以前は避けていたが、たまごサンド(糖質20gと意外と少ない)や惣菜(他のコンビニより種類が多く、糖質もそう多くない)などを最近は利用している。

車中泊では、道の駅や高速道路のサービスエリアを利用させて頂いているので、施設の売り上げ貢献になればと、なるべく併設されている店で商品を買うようにしている。お土産品は高糖質のものが多いので避けているが、低糖質の焼き鳥、牛串、地場産の葉もの野菜、卵、豆腐を買っている。

もちろん、ワンコも糖質制限をしている。以前は、ドライのドッグフードを与えていたが、現在は肉の多い缶のドッグフードに変えた。おやつも、ささみやジャーキーを与えている。そのためか、15歳の老犬ハリーも毛並みが良く肥満もなく元気である。やはりワンコも糖質制限で元気になる


当初はワンコのためだった車中泊が、いつの間にか妻と私の二人の良い運動となった。散策で1万~1万2千歩を歩くので、加齢や疾患により筋肉量が減少するサルコペニアの予防にもなっているようである。

特に、妻は変形性膝関節症があり痛みのため余り動かないので、サポーターをしてモンベルの杖をついて極力長い距離を歩かせるようにしている。ハードなリハビリだ。

車中泊のお陰で今まで行けなかった観光地にも行けるようになり、自分達の楽しみが増えた。現在のささやかな夢は、ワンコが元気なうちに Zil 520で北海道旅行に行くことである。

杏クリニック 内科医/元外科医 山本拓(やまもと ひらく)

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