安田顕さま、夜食べるのを我慢しなくても糖質制限で痩せられます

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2019年2月15日放送NHK「あさイチ」プレミアムトークのゲストとして出演した俳優の安田顕(やすだ けん)さんの姿に「太った?!」と思ったのは筆者だけだろうか。

ジャケットの袖まわりはピチピチ(筋肉腕かもしれないが)、座った時のお腹周りがプチメタボ気味。プロフィール写真のシャープな顔立ちもふっくらしている。

安田さんのプチメタボ気味体型になった本当の理由は不明だが「(体を思いやる)そういう年代だし、今夜は食べずに我慢して寝る。」と番組の中でコメントしていたので、役づくりではなく自身も気にされているのではと推測した。

安田さんは1973年生まれ45歳だ。40代を過ぎて若い頃と同じように糖質の多い食品を飲み食いしていると、大概の人は太り始める。メタボリックシンドロームへの道を進むか、スリムに健康な毎日を送れるかは食生活が大きな要因だ。

太るメカニズム、痩せるメカニズム

糖質の多い食品を食べると血糖値が上がる。そして膵臓からインスリンが追加分泌される。インスリンは血糖値も下げるが余分な糖質を中性脂肪に変える「太るホルモン」でもある。

逆に、糖質の多い食品を控えると血糖値は上がらないので、当然インスリンの追加分泌もない。糖質制限の食生活になると糖質(グルコース)から作られるエネルギーの代わりに脂質代謝によるケトン体エネルギ-が利用されるようになる

ここで、体にため込んでいる中性脂肪(特に内臓脂肪)の出番となる。エネルギー作りのためにお腹周りにある“内臓脂肪”役の出番が増えるので、内臓脂肪は減少しズボンはブカブカになる。

体も軽くなるだけでなくケトン体エネルギーは持続性があるので、動ける体になっていく。

安田さんは、夜はビール、甘いチューハイ、ラーメン、餃子、現場ではお弁当など、糖質の多い食品を摂っているのではないだろうか(間違っていたらすみません)。

”佃品質”の体は適切な糖質制限で生まれる

安田さんが職人気質の技術者リーダーとして熱演したTBSドラマ「下町ロケット」では、”佃品質”の高性能バルブがロケットや心臓弁開発の中枢になった。

健康な体づくりの中枢は食事だ。”佃品質”の体づくりには、単に糖質を控えるだけではダメだ!エネルギー源になる脂質体をつくるタンパク質をたっぷり摂る”適切な糖質制限”が大切だ。

糖質制限推進派医師は動物性の脂質やタンパク質の摂取を勧める。カロリーは高いが動物性の脂質やタンパク質が摂れる肉類、チーズ、バター、マヨネーズなどはお奨め食品だ。「カロリーの高い食品は太る」「脂はお腹につく」など既存のイメージは払拭して頂きたい。

ビックリする”佃品質”の体

適切な糖質制限を始めると、痩せるだけではなく、内科疾患(糖尿病・高血圧・逆流性食道炎・脂肪肝)花粉症やアトピー性皮膚炎うつ病なども改善する。

日常生活では自覚できる効果に気づくはずだ。

  • 食後の眠気がなくなる
  • 寝起きがよくなる
  • 疲れにくくなる
  • 冷え性が改善する
  • 集中力がつく
  • 二日酔いがなくなる
  • 頭痛がなくなる。

詳しくは、糖質制限を知ろう-糖質制限推奨医師監修 を一読して頂きたい。

寝る前に肉を食べていたが痩せて数値も正常になった

筆者の夫は4年前に50代後半で減量と体質改善のために筆者と一緒に糖質制限を始めた。

糖質の多いごはん、パン、麺を極力食べない代わりに肉や卵などを摂る食生活に変えた。大好きなスィーツは低糖質ケーキや低糖質アイスクリームを食べ、小腹が空くとアーモンド、クルミ、チーズをつまみストレスをためないようにした。

仕事柄帰宅が遅いので夕食は23:00頃だが、ごはん抜きで肉類を焼くか煮る料理がメイン。それに野菜(根菜を除く)、豆腐・油揚げ、ゆで卵、魚介類などをたっぷり食べた。エンゲル係数を上げないためにバラ肉の出番は多かった。ごはんがないので自然と減塩になる。

約8ヶ月で夫は10kg痩せた。中性脂肪、コレステロールも正常値となり健康診断書に毎年書かれていた生活習慣病の要注意マークも消えた。

炭水化物は消化に悪い

肉類や油ものは消化が悪くごはんは消化に良い。」という定説がウソだったことも実体験した。オリーブオイルやラードを使う肉料理を深夜に食べているのに、朝は胃のもたれもなく爽快に起きられる。

実は、ごはん、麺類、パンなどの炭水化物(糖質)は1時間以上胃に残り胃酸を出し続けるので夜食べると逆流性食道炎(胃もたれ)になりやすくなる。

また、糖質を多く食べると糖反射といって胃のぜん動が数分間いちじるしく弱くなり胃の正常な働きが妨げられる。

一方、肉、魚、チーズ、豆腐などの脂質、たんぱく質は5~20分位で消化されるので胃にもやさしいのだ。

糖質制限エール!

安田顕さま、
メタボ気味の皆さま、

激しい運動+カロリー制限ダイエットをするよりも、糖質を控える限り、夜食べるのを我慢しなくても痩せられます!適度な運動を取り入れて筋肉のある健康的な体づくりを目指してください。

太ったり、胃もたれするのは、深夜の焼き肉が原因ではありません。ごはんやビールと一緒に食べるからです。注)但し、甘い焼き肉のタレはNG!塩とこしょうのシンプルな味つけはOK。

減量が成功すると気のゆるみから糖質の多い食生活に戻ることが多々あります。糖質制限は”一時的”な減量ダイエットではありません。どうぞ”佃品質”の体をKEEPして下さい。

そうそう、居酒屋では「とりあえずハイボール!」でお願いします。

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