肥満のこと

太るメカニズム

  1. 食事で糖質を摂ると血液中の血糖値は上がります。そして血糖値を一定にするために、すい臓からインスリンを多量に追加分泌することで、ブドウ糖は肝臓や筋肉に取り込まれ血糖値は下がります。
  2. インスリンは、血糖値を下げる唯一のホルモンですが、太るホルモン」とも呼ばれる通り、肝臓や筋肉に取り込まれなかった余分なブドウ糖を中性脂肪に合成して脂肪細胞の中に備蓄します
  3. 糖質を過度に摂り続けると、インスリンも休まずに分泌を続けますので、中性脂肪がさらに増え、中性脂肪を備蓄する脂肪細胞が一杯になると脂肪細胞が分裂します。こうして脂肪細胞が増え続けることが肥満につながります。
  4. さらに肥満細胞は、インスリンの効き目を悪くしますインスリン抵抗性。そのため血糖値を下げるためにインスリンがさらに分泌されるので、ますます太っていきます
  5. 膵臓が休まずにインスリンを分泌し続けると、ついに膵臓が疲弊してインスリン分泌ができなくなり、糖尿病になります

白人はインスリン分泌能力は日本人の倍あるので、血糖は上がりにくい分、容易に肥満します。BMI40位の肥満でも、糖尿病の評価指数であるHbA1C値は正常値範囲でとどまっている事が多いようです。

痩せるメカニズム

糖質制限では、糖質を控えるので血糖値が上がらないので、過度のインスリン分泌が抑えられます。

糖質制限では何故やせるのか、以下の記事をご一読下さい。短期間の減量は、女性より男性の方が早く効果がでます

痩せるためのエトセトラ
糖質制限は、糖質を控える分、脂質たんぱく質をたっぷり摂ることで、減量だけでなく体質改善にも有効です。空腹のつらさもなく健康的に痩せられるダイエットです。カロリーではなく糖質を控えることで痩せる理由、痩せるための食事の摂り方、エネルギー代謝を説明します。

脂肪とは

ダイエットなどで口にする「脂肪」とは、なんでしょうか?

人の体内にある脂肪は4種類あります。中性脂肪、脂肪酸、コレステロール、リン脂肪で、体脂肪として、皮下脂肪、内臓脂肪、血中脂肪、細胞膜を構成する脂質の中に存在しています。

  1. 皮下脂肪中性脂肪
  2. 内臓脂肪中性脂肪
  3. 血中脂肪中性脂肪遊離脂肪酸(内臓脂肪が溶け出したもの)とコレステロール
  4. 細胞膜を構成する脂質リン脂肪コレステロール

皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満

肥満には皮下脂肪型肥満内臓脂肪型肥満という2つのタイプがあります。

◆ 皮下脂肪型肥満(洋なし型肥満)

中性脂肪が、皮膚の下に付き、たまりやすく、落ちにくい特徴があります。おしり、太もも、下腹部や二の腕などに、脂肪が過剰にたまります。主に体脂肪が下半身につくので「洋なし型肥満」ともいわれています。このタイプは女性に多く見られます

◆ 内臓脂肪型肥満(リンゴ型肥満)

中性脂肪が、小腸から近い腸間膜のまわりに付き、たまりやすく、また減らしやすい特徴があります。おなかがポッコと出たら、内臓まわりに中性脂肪が過剰にたまっている内臓脂肪型肥満の状態です。
上半身に脂肪が多く付くので「りんご型肥満」ともいわれています。

このタイプは30歳以上の男性や更年期の女性に多く見られますやせ型や普通体型の人もウエストが太くなったら、内臓脂肪が増えているので注意が必要です。

この内臓脂肪型肥満が、生活習慣病に深く関係する肥満脂肪で注意が必要です。

内臓脂肪型肥満から生活習慣病へ

「内臓脂肪型肥満」+「高血糖/高血圧/脂質異常のうちどれかが2つ以上の状態」メタボリックシンドローム と言います。メタボリック・シンドロームになると動脈硬化が進みます。

   

タボリックシンドロームの人は、生活習慣病(糖尿病、高血圧症、脂質異常症)が発病しやすくなり、動脈硬化はさらに進みます。

動脈硬化は、自覚症状がでないので、ある日突然、心筋梗塞や脳卒中に襲われるということがあります。おなかがポコッと出はじめたら、まずはメタボリックシンドロームにならないよう、糖質制限による即効性のある減量から始めてみませんか。

肥満度をチェックしてみよう

体脂肪率とMBIで、肥満度をチェックしてみましょう。体脂肪率は、家庭でも体重体組成計があれば、簡単に測定できます。体組成とは、筋肉、脂肪、骨など体を構成する組織のことです。体脂肪率の測定は、体内の水分量により変動しやすいので、食後2時間以上たってから測定してください。

◆ 体脂肪率

男  性10%未満10〜20%未満20%以上25%以上30%以上
女 性10%未満10〜20%未満20%以上25%以上30%以上
判 定痩せている  標 準軽度肥満中度肥満重度肥満
注)体脂肪計の中性脂肪の値は、体全体の脂肪量を示しています。健康診断の中性脂肪値とは異なりますのでご注意ください。健康診断の中性脂肪の値は、血中脂肪の中にある中性脂肪の量のことです。血液の中にこの中性脂肪の量が多いとドロドロ血液となり、これが進むと脂質異常となり、動脈硬化が進みます。

◆ BMI (Body Mass Index)

BMIとは体格指数のことで、肥満度を判定する国際的な基準です。

BMI=体重kg÷身長m÷身長mで算出することができます。

BMI18.5以下18.5〜25未満25〜30未満30〜35未満35〜40未満  40以上
判 定低体重普通体重肥満
(1度)
肥満  
(2度)
  高度肥満
  (3度)
 高度肥満
  (4度)

  ※ BMI 35以上を高度肥満と定義します。

理想体重の求め方は、22×身長m×身長mとなっており、理想的なBMIは22です。

例えば)体重90kg、身長172cm 90÷1.72÷1.72=30.42→ 肥満(2度)となり、上記の人の理想体重は、22 X 1.72 X 1.72 =65.08で約25kgオーバーです。

BMI判定は普通体重なのに体脂肪率が高い人は、内臓脂肪が多い「かくれ肥満」です。

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